こんにちは江島です。
最近、新型コロナウイルスの話題を多く目にするようになりましたね。
先日、自宅近所のドラッグストアに買い物に行った際、興味でマスク売り場を見てみると、
売り切れで1つも残っていませんでした。
これだけニュースでも連日、感染者や死者の増加が報道されれば確かに不安になりますし、
「マスクがどこにも無い」なんてニュースをみればそれは見つけたら買いだめしたくなりますよね。
ネットでは相場の10倍の値段で売られているというのも聞き、さすがに驚いています。
マスクは風邪などの感染症予防には有効なものですが、
個人的には、手洗いやうがいの徹底、使ったもののアルコール消毒、
そして何より自分自身の免疫力を上げている事が最も大事ではないかと考えています。

しかし、免疫という言葉は聞いたことがあっても、実際にどうやったらその免疫をあげられるのかを
知っている方はあまりいないかもしれません。
ですので今日は免疫を上げ、感染症の予防や早期回復できる為に役立ちそうな話題を書きたいと思います。
「風邪 イラスト ...」の画像検索結果
免疫には体の外から入ってくるウイルスや細菌など異物を防ぐ「粘膜免疫」と体内に入ってしまった異物を攻撃する「全身免疫」があります。
「粘膜免疫」とは目、鼻、口、腸管など粘膜で体内に入ろうとする異物をブロックして、体外に押し出して感染を防ぎます。
この「粘膜免疫」の立役者として最近注目されているのが「ⅠgA抗体」といわれるものです。
「ⅠgA抗体」は体内に侵入してきた病原体にくっつき無力化します。
母乳には「ⅠgA抗体」が多く含まれていて、赤ちゃんを感染から守っているそうです。
また最近の研究では、「ⅠgA抗体」が低くなると、上気道感染(風邪)の感染率が上がったり、疲労度も高くなることが分かっています。
つまりこの「ⅠgA抗体」を体内で増やす事が免疫力を上げる事にとっては有効なのですが、
そのためには、乳酸菌B240の定期的な摂取が勧められています。
乳酸菌B240は植物由来の乳酸菌で、タイ北部で昔から食されている食べるタイプのお茶である
「ミヤン」という発酵茶からみつかりました。
タイではミヤンを食べると、風邪や虫歯の予防になると言われていたそうです。
日本では高知県の特産品の「碁石茶」が同じような効果があるようですね。
研究では乳酸菌B240を摂取すると小腸が刺激され、「ⅠgA抗体」の分泌が増加するようです。
この乳酸菌B240を含んだ飲料やゼリー飲料が最近発売されている様なのでそういったものを定期的に摂取するのも良いかもしれません。

次に「全身免疫」ですが、こちらは「粘膜免疫」を突破して体内に侵入した異物を攻撃し、また身体に入ってきた病原菌を記憶し、次の感染に備える働きもあります。
この免疫は副交感神経の働き、十分な睡眠、たんぱく質やビタミンの摂取、体温を高く保つ、などにより働きを十分に高める事がわかっています。
私が施術をしている中で感じるのはこれらの要素が上手く取れていない方が本当に多いなという事です。
みなさん日々忙しく、なかなか睡眠や栄養など気が回らないと思いますが、
「最低6時間は睡眠を確保する」、「マルチビタミンやミネラルのサプリメントの摂取」、「たんぱく質多めの食事」、「1時間に1度は立ち上がり、座りっぱなしにならない」、「移動はなるべく歩く」、
などを徹底してみてください。
それがしっかりできていれば、マスクをするよりずっと、予防になると思いますよ。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。